人は変われるのか 〜夢をかなえるゾウ 水野敬也著〜

『夢をかなえるゾウ』(水野敬也著)文庫版

人生の成功を指南してくれる入門書ともいえる『夢をかなえるゾウ』の文庫版が出たので、北海道旅行の移動とかの間に読んでみました。ハードカバーは1,680円だけど、文庫版は680年と1,000円も安いので得した感じ。さらに文庫版のほうが持ち歩きやすいし。


人生の成功はもう解明されている

『夢をかなえるゾウ』は、あるしょぼくれたサラリーマンの若者の部屋に突然インドの神様ガネーシャが現れ、関西弁でその若者に成功の指南をしていくというお話。


この若者に限らず、ボク自身を含めてほとんどの人は『成功したい』と思っているのではないでしょうか。『今のままでよい』という幸せな人もいると思うけど、20台や30台で思っていたら、それは


自分を傷つけないように納得しているだけ


だと思います。

じゃあ『成功とは何か?』それは仕事だけに限って言えば、


自分の好きなことを仕事にしてエキサイティングに生きる


ことだと思います。主人公の若者も、自分の封印していた夢にもう一度チャレンジします。


では次に『じゃあどうすれば成功できるのか?』これはガネージャに言わせると、


成功の方法はもう解明されて本に書いてある


ということです。たしかにナポレオン・ヒル、ディール・カーネギー、スティーブン・コビー、ブライアン・トレイシーなどの本を読めば完璧に書いてあると思います。問題はボクを含めてそれが実践できないのです。

主人公がどう実践したのか

この『夢をかなえるゾウ』の一番好きなところは、主人公がガネージャの教えを守りどう実践したのかが一番参考になります。ボクが一番好きな教えは『応募する』(P130)です。

  • 小説家になりたければ、小説を書いて出版社に送る。
  • プログラマになりたければ、プログラムを書いて世の中に出してみる。
  • ミュージシャンになりたければ、音楽をネットに出してみる。
  • 就職したければ、とりあえず求人に応募してみる。


成功のためには人に才能を見いだしてもらわなければならず、そのためには自分から何らかの形で人の評価を受けなければなりません。人の評価を受けるとは自分の作品を世の中にさらしたり、面接官に自分を見てもらったり。これをガネージャは『応募する』と言っています。


時に現実を知ることはとても残酷なことです。でも応募しない限り夢はぜったいにかないません。

自分は最近、応募していないのでぜったいに夢はかなわない。。。自分の行動をいましめないと。