海外赴任で必要な英語力

日本企業の基準

多くの日本企業の場合、海外出張はTOEIC 600点以上、海外赴任は同700点以上という基準があるようです。

でもこれは、めちゃめちゃ甘くて、


会話の相手が超ストレスを感じながら、だけど上司やお客さんだから仕方がないから話そう


というレベルだと感じています。

私の場合

このブログでも何度か書いていますが、私はTOEICの点を上げることに集中して勉強して国内だけで900点に到達しました。その結果、海外への赴任のチャンスを会社からもらい、今はシンガポールで働いています。


最近、自分のプロジェクトに日本人を採用するにあたり、


TOEICの点数より話そうとする態度が大切


と感じています。英語は言葉なので、正しいか正しくないかではなく、伝わるか伝わらないかです。

リスニング400点が海外出張の最低基準

とはいえ、レジュメを見てTOEIC 760点以下だと相当警戒します。なぜなら、


TOEICの点が高くて英語ができない人はいるけど、英語ができてTOEICの点が低い人はいない


からです。

とりわけリスニングについては、TOEICはとてもゆっくりだし発音もしっかりしているので、あのレベルで400点を超えないとかなりコミュニケーションは厳しいことになってしまうと感じます。


たまに日本人で外国の方とのコミュニケーションができてTOEICの点が低い人がいますが、プライベートでは聞きたいように聞けばなんとかなってしまうという側面もあると感じます。さすがに仕事ではそれだけではかなり苦しいです。


私は今でも苦労しています

私は社会人で初めて受けたTOEICが400点だったので、それぞれの得点レベルの人がどの程度理解できるかとてもよくわかります。

しかも私は語学の才能がほぼゼロなので、ある程度時間をかけて900点に到達したのでなおさらです。


今はTOEICのリスニングは満点がとれますが、それでもかなり苦労しています。ネイティブ並みには一生なれないだろうし、いわゆる「英語がペラペラ」ではないと思っています。


でも多くの人に日本の繁栄のためにもなんとか世界で活躍してほしいし、自分もそうなりたいと思っています。ですから、このブログのTOEICカテゴリーが少しでも役立てはとても嬉しいです。