シンガポールでiPhone盗難、この国のIMEIでトラッキングができる!

シンガポールiPhone5盗難

とても残念なのですが、購入したばかりのiPhone5をなくしてしまいました。「iPhoneを探す」(Find my iPhone)を使っても見つからないところをみるとSIMを抜かれて、「iPhoneを探す」を無効化されてしまったのでしょう。



photo credit: blakespot via photopin cc

iPhoneを探す」は盗難には役に立たない

iCloudの機能の一部として提供されている「iPhoneを探す」は、iPhoneを置き忘れた場合や、善意の人が持っている場合はとても便利な機能です。

でも盗難の場合はまったく役に立ちません。なぜなら、

  1. 電源をオフにする
  2. SIMカードを抜いて電源をオンにする
  3. iPhoneを探すを無効化する


の3ステップで簡単に解除できてしまうからです。まあこれがないと、iPhoneを売ったときに、中古で購入した人の居場所が分かってしまうので仕方がありません。

まずは契約の一時停止

シンガポールiPhoneは、Singtel、StarHub、M1の3キャリアとも2年縛りです。2年以内に解約する(Early Termination)とペナルティとして、残りの2年間そのまま使った場合とほぼ同額の金額を払わなければなりません。

なのでキャリアに電話して解約(Terminate)ではなく、一時利用停止(Suspend)にしましょう。単語の使い方を間違えると大変なのでここは要注意です。

警察への届け出が電子化されている

まずは警察への届け出ですが、実は電子化されています。すごい政府の電子化ぶり。とっても便利。


Electronic Police Centre


はやり日本も国民総背番号をはやく導入した方がいいですね。効率が悪すぎて税金の無駄遣いになります。

さらにIMEIでトラックできる

さらにIMEI番号(International Mobile Equipment Identity、国際モバイルデバイスID)で盗難を登録できるのです。この番号はiPhoneの箱の裏に書いてありますし、iPhoneの設定画面から見ることができます。


Handphone IMEI Tracing System (HITS)


この番号をホームページで登録しておくと、盗まれたものかどうか分かるし、聞くところによるとシンガポール国内で使用されたら警察にアラートがあがるそうです。


まあ盗んだ人もこの程度は知っているはずですから、国外で売りさばくから見つからないと思いますが。はやくこんなシステムが国際的にできるといいですね。