海外に出るなら絶対に見ておきたい政府発表資料


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日本人は本当に海外に出なくなったのか?

日本人の若者は最近海外志向がなくなったとマスメディアはいいますが、本当にそうなのかなと思い少し調べてみました。

海外在留邦人人数調査統計 平成24年速報版


私自身がシンガポールに海外赴任中ということもあり、とても興味深く読みました。グラフを眺めるだけでも十分です。

日本人の海外居住者は年々増加

平成14年度は約87万人の海外居住者が、10年後の平成23年には約118万人です。毎年増加しています。(P9)
日本の人口が増加していればもちろんこの増加は比例ですが、この25%以上の増加は人口増加よりも圧倒的に多いですよね。

アジアはやはり男向き?

地域別の男女割合が面白いです。(P11)


アジアはやはり男の世界で、欧米やオセアニアは女性に人気なのか。たしかにインドに長期滞在していたとき嫁に遊びにきてはどうかと提案したのですが、やんわり断られました。

どの国にいるのか

シンガポールにいるとずいぶん日本人が多いなと思いますし、週末で街を歩いていても日本人に出会わない日はありません。シンガポールには26,000人も日本人がいます。しかしアメリカや中国には遠く及ばないんですね。(P14)

なんのために海外にいるのか

海外に長期でいる目的はいろいろです。結婚による永住、仕事、留学など。これも地域性があって面白い。(P25)


アジア、中南米は仕事のために滞在、オセアニアは留学で滞在、欧米は仕事と留学が半々という感じです。

シンガポールにて

シンガポールは比較的暮らしやすい国だと思いますが、物価が高く、日本食を家でつくるにも野菜を中心に食材が結構高かったりします。あと住まいがめっちゃめちゃ高い。それでも治安はいいですし、比較的清潔ですし、東南アジアではかなり暮らしやすい国なのではないでしょうか。


私も長期滞在は米国、スロベニア、インド、シンガポールと4ヶ国目ですが、どの国も魅力的です。少なくとも海外にいることで日本人であることを強く意識したことが一番よかったのではないかと感じています。


インターネットで情報は世界を駆け巡り、LCCで移動は圧倒的に安くなりました。世界で仕事をする、世界で遊ぶ、せっかくの人生なのでいろいろなことを経験してみようと思います。