企業が簡単に首切りできれば雇用は進む

リーマンショック以来、ボクの身の回りでも会社をリストラされて、新しい職を探す人がかなりいる。その中には何度も書類選考で落とされたり、面接で落ちたりしている人もおおく、とりわけ年齢が高いほどその傾向が強い。

日本の雇用対策が叫ばれているけど、ボクは逆説的だが

もっと首切りを簡単にできる法整備が必要

だと考えている。

国家官僚や公務員がそうだけど、大企業の正社員もそれは職業ではなく、身分となってしまっている。企業や国家が不要になった部門を切り捨てることができれば、もっと効率的で強い国家や企業ができる。

また人を雇うときでも、お試しで使うことができれば、もっと雇用は促進されるだろう。

ボクはIT企業のプロジェクトマネージャだけど、他社から委任や派遣でプロジェクト要員を選ぶときにあまり深く迷わない。
なぜなら、どんなに美しい職歴でも、どれほどコアにそれらの仕事にタッチしていたかわからないため、プロジェクト遂行に必要なスキルを口答できれば基本的には採用している。

でも気軽に採用するもっとも大きい要因は、

ダメだったら取り替えればいい

という気持ちだ。

ボクは企業経営者ではなく、サラリーマンだ。だけど、企業がもっと気軽に雇用調整できるようになることがこの国のためだと感じている。