リーディングがリスニングより点数が低いのはなぜか

TOEIC公式ホームページの公式データを見るとわかるように、毎回のTOEICテストにおいて、リーディングの平均点はリスニングの平均点より低い。

またボク自身も、毎回リスニングの方が得点が高い。これは2つの理由がある。

  • リーディングの方が点数の付け方が厳しい。
  • ほとんどの人が毎分150ワードで読めていない。


リスニングとリーディングの得点差は、『TOEIC Test 「正解」が見える【増補改訂第2版】』に詳しく書かれているけど、リスニングは5問間違えても495点満点になる可能性がある。


次にほとんどの人が毎分150ワードで読めていないという件は、以前にもブログで触れたけど、TOEICのリーディングはリスニングの速度(毎分150ワード)で読まないと終わらないようにできている。

実は母国語においては、かならず読む方が聞くよりも毎分あたりの語数は多くなる。日本語の場合、一般的に読んだ方が3倍早い。なのになぜTOEICのリスニングができて、リーディングができないか。それは、

  • リーディングの方が1つの文が長い。
  • リーディングの方が難しい単語が使われている。


の2つが主な原因だとボクは考えている。

意味を取るための読み直し、文脈からの単語の意味の想像、単語の語法に関する知識が少ないための読み直しなど、この2つの原因でスピードが落ちてしまうのだ。

これを克服するためには、多読しかない。