生命保険は必要か、必要ならいくら必要か?
生命保険に入るとき、なぜか、
いくらの保険に入るか
からスタートする人が多い。でも本当は、
自分が死んだらいくら必要か
からスタートしたほうが無駄がなくていい。
死亡保障を考えるときに、まず「遺族年金」の存在を知らないといけない。遺族年金を厚生労働省のホームページで見ると、とってもわかりづらいのですが、だいたいサラリーマンで妻と子供一人の場合、以下のようになります。
毎月13万円(遺族基礎年金9万円程度、遺族厚生年金4万円程度)
つまり、残された家族には毎月13万円の収入を得ることになる。これに加えて、
- 団体信用保険で、マンションのローンはなくなる。
- 公立の中学、高校であれば授業料が免除される。
などを考えると、持ち家であれば、家族に住むところ + 毎月13万円の収入を残すことができる。
生命保険は、それにプラスアルファいくら必要かだけを考えればよい。まあ葬式や一時的な出費と、子供の大学の費用(これは学資保険がおすすめ)くらいで、死亡時1000万円くらいの掛け捨て保険に入っておくのがベストという結論が導きだされる。
生命保険は、生命保険会社が払い込み保険料の50%以上を搾取する仕組みです。それでも自分のリスクをヘッジするために、それを利用しないといけないのですが、公的保証をよく考えて賢く利用したいですね。