見た目が若いと長生きする カラダ管理の新常識!15のルール
これはまちがいなく健康の専門家が書いた本
川田 浩志氏著「見た目が若いと長生きする カラダ管理の新常識!15のルール」を読みました。
ジェームス・スキナー氏はその著書「成功の9ステップ」で、つぎのことを言っています。
医者は病気の専門家であって、健康の専門家ではない。
しかし著者である川田 浩志氏は間違いなく健康の専門家といえます。
著者の基本的な考えは以下の通りです。
私が自分の健康レベルを日々高めようとしている大きな理由は、一度きりの人生をできるだけすばらしい実りあるものにしたいからです。(P166)
この考えにはとても共感できます。本の内容は、生活を改善することで、健康で若々しく長生きしようというもので、著者が学会に発表されたデータを中心に、エビデンスがあるもの、つまり証拠がある健康法を15個紹介しています。
- 健康でいるために、毎日お酒を飲む
- しょくじは"和食"ではなく、"地中海風"にする
- 病気にならないために、やせないようにする
- 大気をエネルギーに変えるために、有酸素運動を続ける
- 自分のためにも、家族においしい空気を吸ってもらう
- 身体の内側のためにも、「見た目」を若く保つ
- 老けないために、第7の栄養素を摂る
- 身体がサビないように、サプリメントを上手に使う
- 老けない人になるために、2つの筋トレを行う
- 若さを維持するために、良い脂肪をたくさん食べる
- 抵抗力をつけるために、ちょっとした毒を体にあたえる
- 長生きするために、長寿遺伝子を作動させる
- 人間関係を見直して、長生きネットワークを形成する
- 本当に長生きを目指すなら、健康レベルを客観的にも評価する
- 病気になっても、長生きを目指す
この箇条書きだけ読んで実践するのは、著者のいっていることを取り違える可能性があるため、さけた方がよいと思いますが、著者の主張はその使われているエビデンスを含めて健康のためにとてもよいものばかりだと感じます。
幸せな人にかこまれて自分も幸せに長生きする。
幸せな家族にかこまれて自分も幸せに長生きする。そんな生き方が自分は理想だと思っています。
でも実際にそれは医学的にも理にかなっているそうです。以下のグラフは本書のP162の図を引用ですが、幸せな人が長く生きることを示しています。
また本書には喫煙や肥満などは自分の周りの人から感染する科学的データをしめされており、はやり自分だけが健康ではなく、周りを巻き込んでみんなで健康かつ幸せに生きていくのが、科学的にも一番長生きできることが証明されているのです。
病気をプラスに考える
この1年間で父親と義父の両方が入院するということを経験しました。でもこの本で著者はこんなことを言っています。
病気になったことは、ポジティブに捉えれば、健康に目覚める絶好のチャンスでもあるのです。(P173)
実際に病気になった人の方が健康に気を使って、その後むしろ死亡率が下がっているという客観的なデータも本書には示されています。
幸せに健康に長生きしたい人はぜひご一読されることをおすすめします。
また著者の最初の本である「HEALTH HACKS! ビジネスパーソンのためのサバイバル健康投資術
」のほうは、もっと具体的に細かいことまで記述されていますので、こちらもとても面白いのでご参考まで。