インド滞在33日目 インド人が注目している国

インド人が注目している国

日本人が注目している国はどこでしょうか。新聞を見ると、アメリカ、北朝鮮、韓国、中国といった国の記事がよく出てきます。


ではインド人が注目している国はどこでしょうか。これも新聞を見れば分かります。

インドは全方位外交で有名です。アメリカ、ロシア、ヨーロッパ、中国、アフリカ諸国などあらゆる方面に外交の手をちゃんと伸ばしています。インドの新聞からもそれを読み取ることができます。

たとえば、アフリカサミットにインドが参加したり、日本ではほとんど聞きませんよね。


インドの新聞

紙の新聞はTimes of Indiaを見ていますが、Webサイトもあって、これがホームページの画面です。



そこで世界のニュース「world」を選ぶと以下のようなカテゴリになっています。



米国(US)、パキスタン(Pakistan)、南アジアの国(South Asia)、イギリス(UK)、在外インド人(NRI : Non Resident India)、ヨーロッパ(Europe)、中国(China)、中東(Middle East)、その他の国(Rest of world)


そうです。日本(Japan)というカテゴリはありません。


日本はインドとって「その他の国」の1つなのです。


GDP世界3位なんて関係ありません。「その他」(Others)なのです。

これはインドに滞在している私にとってはとても残念なことなのですが、逆に日本の新聞にインドの記事が出ることもほとんどないのではないでしょうか?


注目している国

さて、個別に見ていくと、米国はまあいいでしょう。世界中の国がその動きを注目しているはずなので。

パキスタンについては、


インドにとってのパキスタンは、日本にとっての北朝鮮のような存在です。


インド人はパキスタンを信用していないといいますし、パキスタンとのクリケットの試合はゲームではなく戦争だといいます。


南アジアの国や中東は、まあ地理的に近いことがあると思います。イギリスのセクションがあるのは、やはりインドとイギリスは植民地時代を含めて長い歴史を持っているんだなと感じさせられます。


中国。中国はさすがですね。もう世界が動向を注目する国ですね。


日本は世界にとって動向が注目される国ではないことがわかります。


でもこれは仕方がありませんが、全人類にとってよい行動を積み上げて、世界から尊敬される国になりたいものです。