インド滞在35日目 バンガロールでみる日本製品
今日は、2011年6月現在のインド バンガロールにおける日本製品についてご紹介したい。なぜ日付を最初に書いたかというと、おそらく1年、2年の間にマーケットシェアは大きく変わっていくと思うからです。
ぜひ日本製品が海外でも活躍してほしいと思っています。
家電
インドでの家電は韓国メーカーの一人勝ち状態です。まず白物家電ですが、
- 冷蔵庫はサムソン、LGの順番で多いです。
- 洗濯機はLG、サムソン
- 電子レンジはLGとヨーロッパメーカー
- エアコンはヨーロッパメーカー
という感じです。次にハイテク家電ですが、
車
インドは小型車の国際見本市であるくらい、いろいろなメーカーの車が走っています。もちろんときどき大型のセダンやSUV、RVも見かけます。
日本ではミニバンばかりですが、インドでは小型ハッチバックが圧倒的に多く、あとセダンです。これで95%以上は占めています。
メーカーは、スズキ、タタ(インドのメーカー)の2社が多いのですが、トヨタ、フォード、ヒュンダイ(韓国)なども結構見かけます。あと数は少ないのですが、VW、ホンダ、三菱、その他のヨーロッパメーカーはたまに見かけます。日本メーカーで日産はほとんどインドでは見かけません。
日本車はまだまだインドでがんばっているという感じを受けます。オフィスの人も「日本車はほんとうに壊れなくていい」とみんな言っています。日本の誇りですね。
パソコン
パソコンは、HP、DELL、Acerがほとんどです。あとAppleは専門店がありはやり人気です。日本製は東芝とソニーが少しあるくらいです。東芝は新聞にも広告を出していて、インドでがんばっている印象です。
世界のパソコンのシェアで、日本メーカーで唯一「その他」に入らずに分類されているのは東芝くらいです。まさにインドのパソコンは世界シェアの縮図という感じです。
デジカメ
デジカメは日本メーカーががんばっています。でも残念ながらデジカメってインドでもカメラ付き携帯に押されて、縮小分野になっています。
食料品、衣料品、家具、日用品
日本製はほとんどないです。食料品は食文化の違いが大きいのかもしれません。日用品はインド国内メーカーが多く、海外メーカーのブランド(シャンプーやカミソリなど)もライセンス生産している感じです。
日用品は日本で優れたモノがたくさんあるので、ぜひインドにも進出してほしいものです。
まとめ
日本製品をインド人に褒められると、日本人である自分自身が褒められたような気がします。
それに日本製品ががんばっていると、自分もがんばろうという気持ちになります。
日本メーカーで日本国内だけで売っているメーカーは、マーケットがますますグローバル化する中で、ぜったいに生き残っていけないと思います。海外の安い製品がいつか品質面でも追いつき、黒船のように日本にもやってくるからです。
世界のどこでモノを生産するのかは関係ない時代になりました。ブランドを作って、デザインして、その国にあった機能を付けて、製品の品質を管理していく。Appleがアメリカで1台も携帯電話を生産していないことは、日本の製造業の1つの選択肢になると思います。