チェンナイ出張での食事

今回はチェンナイで食べたインド料理の話です。


木曜日の午前中に5時間かけてチェンナイに移動し、木曜日の午後と金曜日はみっちり仕事をして、土曜日は1日観光して、夕方また5時間電車に揺られてバンガロールに戻りました。

現地法人のインド人の方と行動をともにしていました。ですから彼やチェンナイオフィスの同僚がレストランを選んでくれました。


私のためにいろいろなインド料理を食べさせてくれたのですが、美味しいモノもあれば、コメントしづらいモノもありました。


一番キツかった食事

木曜日の夜食べた食事が一番キツかったです。店はファーストフード的なお店の雰囲気で込み合っています。席に着くと、まずどーんとバナナの葉っぱがテーブルにおかれます。


このあたりは伝統的にバナナの葉っぱが皿なのだそうです。そのバナナの葉っぱも明らかに水道水(飲めない)が付いているし、参ったな〜と思っていたのですが、それにいろいろな液体っぽいモノをおいてくれて、それにパンをつけて食べます。



衛生面でも味の面でもかなりキツかったディナーでした。「人気店だから」と自信を持って連れて行ってもらったので、この状況では食べるしかなく、かつコメントを探すのが厳しかったです。いや〜まいった。


一番おいしかった食事

一番おいしかったのは、金曜日にオフィスの同僚と一緒に食べにいったランチです。「It should be safe.」(これなら安全だから)という現地の人が言う通り、だいじょうぶどころか、おいしかったです。


最初はこんな感じで、お盆のような器の底にバナナの皮をしいて、その上にいろいろな食べ物がのっているものが出てきました。



そしてこの小鉢をお盆から取り出して、空いたお盆のバナナの皮の上に、ライスやインドのパンを置いてくれます。ライスとパンはお変わり自由です。



店にいる人は全員インド人で、


みんなライスにカレーを混ぜて、右手でこねこねして食べています。


私だけ店の人に頼んでスプーンをもらい、スプーンでカレーを小鉢からすくいライスにのせて食べました。一度、手でライスを食べることにチャレンジしたことがあったのですが、インド人のように上手く食べられないんですよね。


手でカレーとライスを食べたとき、インド人は手の第一関節のちょっと上くらいまでしか汚れないのに対して、私の手は手のひら近くまで汚れてしまいます。


味はとてもおいしく、さまざまな味が楽しめるのも良かったです。また多少苦手な物があっても完璧に残してほかの物を食べられるところもこの料理のよいところだなと感じました。チェンナイで有名な料理みたいです。名前は忘れてしまいました、ごめんなさい。


土曜日の朝食

土曜日はタクシーを1日ハイヤーして観光に行きました。チェンナイはとても歴史のある町で、古いお寺がたくさんあります。


その道中で日本でいう道の駅風な場所(雰囲気はもちろん全然違います)で、「有名なフランチャイズ」ということで食べました。私は朝食ではコンチネンタルブレックファーストがなければ、南インドのパンであるDOSA(ドーサ)を食べます。しかもプレーン・ドーサといって何も味付けしていないモノをオーダーします。

それにちょっとだけカレーをつけて食べれば、焼きパンのようなシンプルな味なので朝でも大丈夫です。



南インドの人は甘いものがとても好きだそうです。私も一緒に観光につきあってくれたインド人の同僚にすすめられて、スイーツを食べました。インドでは定番のスイーツみたいで、家庭でも作るそうです。



味は芋きんとんに超大量にさとうとバターを入れた感じの味でした。そうです。インドのスイーツはとてつもなく甘いのです。


ここではいつも食べているシンプルな物だけを食べましたが、はやり気になるのは衛生面です。

同僚が「水はペットボトルから直接飲んで、現地のコップやストローは不衛生だから使わないように」と言われるのですが、内心「(じゃあ、この洗い上げたばかりで水滴たっぷりの皿にのせられたパンは大丈夫なのか)」と思ってしまいます。