シンガポールで水について考える

シンガポールの水事情

シンガポールは東京23区くらいの広さと国土がせまいうえに、高低差がほとんどなく水資源がとても乏しい。Googleマップシンガポールを見てみると確かに貯水池が結構あるけど、この貯水池だけではとても国民の必要な水をまかないきれないだろうという感じ。

ウィキペディアを見てみると、どうやら橋でつながっているマレーシアから水をパイプラインで買っているらしい。

写真はウィキペディアの引用であるが、このジョホール海峡に架かっている橋に3本のパイプラインがあり、2本はマレーシアから原水を引いて、残りの1本は逆にシンガポールから水道水をマレーシアに供給しているとのこと。



シンガポールの水道

ぼくが泊まっているホテルがそうなのかもしれないけど、水道水はとても臭い。20年前の東京や大阪の水道もこんな感じでとても水がマズかった気がする。でも水は飲めるらしい。ということは、そこそこ薬品を入れてきれいにしているのかもしれない。


日本の水道水は大都市を含めて、とてもきれいだし、においもほとんどなし。もちろんシンガポールの前に言っていたインドでは水道水はまったく飲めないし、そもそも週に数回しか水道水がやってこないらしい。そう考えると日本ってすごいな〜と思ったりする。


水道水はエコで、ペットボトルの水は環境破壊か?

水道がきれいというといいことのように聞こえるけど実は違った見方もできる。円グラフは、国土交通省日本の水資源 水の利用状況からの抜粋で、この報告書にはこんな記述がある。

家庭用水の使い方は、トイレ(約28%)、風呂(約24%)、炊事(約23%)、洗濯(約16%)といった洗浄を目的とするものが大部分を占めてい ます。


つまり日本は、


飲みもしない水を過剰にきれいにしている


ともいえる。実際、人が口にする水は水道使用量の3%以下らしい。


水道水はそこそこにして、みんなペットボトルの水を飲んだ方が実はエコ


だったりもする。

だから意外とシンガポール程度の水の品質がいいのかもしれない。もちろんボクは日本では水道水を飲んでるけど、シンガポールでは水道水は飲まないけど。だって臭いから。