モノだけでなく情報を断捨離しなければならない時代がきた(「情報ダイエット仕事術」堀E.正岳著 読了)
インターネットの発達で情報に簡単にアクセスできるようになり、結果情報の洪水が自分の時間を奪っている。そんなことを感じたことはありませんか。こんな時代だからこそ、情報を断捨離しないと、本当の自分を見失ってしまう気がします。
著者の言う
無理をして「2倍仕事ができるようになる」よりも、扱わなければいけない情報を半分にできれば、同じ効果をもたらすことができます。(P5)
は現代社会において頭に置かなければならない点かもしれない。
本書はタイトルは情報ダイエットですが、内容は自己啓発の目標達成にフォーカスしている。
大まかには以下のような内容です。
- 目標を減らす。(第1章)
- 目標のために使える時間を増やすために時間を捻出する。(第2章)
- 捻出した時間をいかに有効に使うか。目標達成に集中するか。(第3章、第4章)
- 目標達成の努力の進め方のTIPS(第5章)
- どのように行動を続けるか。(第6章、第7章)
著者の幅広い経験と、さまざまな書籍やブログからの有益な引用が記述されていて、1つか2つ実践してみようと思わせられる。
この中で自分が実践しようと思ったのは2つ。
知的インプットとアウトプットのバランス
トロイ遺跡を発見したシュリーマンが半年でロシア語を身につけたときの話。
誰か話して聞かせる人がいればいっそう習得は早いだろうと考えます。そこでロシア語をまったく話すことができない貧しいユダヤ人を1人雇い、毎日2時間目の前に座らせてロシア語の暗唱を話して聞かせたいのでした。(P130)
つまり聞く相手がいれば集中力が高まるし、継続もできる。つまりロシア語を習得するのにロシア人と話すことができなくても、とにかくアウトプット学習で言葉を身につけたという話は、自分の英語学習にもとても参考になった。
理想の1日を求めて
理想的な1日を考えて記述して、それをテンプレートにしてできるだけその通りに1日をすごすというもの。
自分の場合、理想の平日はどんな感じだろうか。
- 8時間寝る
- 30分で5kmジョギングする
- おいしい朝食を食べる
- 短い通勤
- 8時間会社で仕事をする
- 短い通勤
- 家族と一緒に時間を楽しむ(夕食や入浴含む)
- 1時間英会話のトレーニングをする
- 好きな本を読んで眠くなったら寝る
こんな感じだろうか。今はシンガポールに単身赴任だから理想の1日から「家族と一緒に時間を楽しむ」が欠落してしまうけど、ほかの項目はなんとか理想の1日に近づけたい。
参考書籍
以前読んだ「減らす技術 The Power of LESS」も記述内容が似ている。こちらも超お勧めなのでご紹介。