自分は英語と決別することになった。

世界のグロービッシュ ─1500語で通じる驚異の英語術
ジャン=ポール・ネリエール デービット・ホン
東洋経済新報社
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グロービッシュ

グロービッシュ(Globish)は簡単に言うと英語(English)のサブセットです。世界中の国の人がグロービッシュでコミュニケーションしようという壮大な発想にとても感動した。

同書によると昔々は民族ごとに違う言葉を話していて、民族間では共通語を使っていた。今はその共通語が英語になりつつあるけど、英語ではなくグロービッシュであるべきだと著者はいいます。


英語は学ぶのに時間がかかりすぎる

英語を母国語とする人が日本語を学ぼうとすると、日常会話ができるようになるまでに約1,500時間必要だそうた。つまり日本人が英語をまともに話そうとすると、同じく1,500時間くらいの学習が必要ということになる。
つまり1日1時間勉強しても4年以上かかってしまう。

ボクはコンピュータのエンジニアで、英語の専門家じゃない。コンピュータの知識を習得するのは自分の職業人として必要なことだけど、英語にそんなに時間をかけたくないのが正直なところ。


使用する単語を1,500語に制限

この本は英単語1,500語と少しの専門用語で書かれているけど、見事に内容を表現している。まさにグロービッシュグロービッシュでは、難しい単語を使わずに簡単な言い回しでそれをいう。多少表現が長くなっても、お互いそれが一番理解しやすい。

どんな単語があるかは、以下に単語リストへのリンクを貼っておくのでこちらをみてほしい。


グロービッシュの単語リスト(http://www.jpn-globish.com/file/1500motsGlobish.pdf)


英語圏の大学に入学し授業についていくためには、約1万語のボキャブラリーが必要だと言われる。ネイティブスピーカーは、自分が発信するための単語が1万語で、理解できる単語が4万語と言われている。

英語の専門家でないわれわれにはとても覚えられない。


学習のゴールが明確

英語学習で一番辛いのがゴールが見えないこと。


でもグロービッシュにはゴールがある。単語は1,500語を覚えたらゴール到達だし、文法も簡単なものしか使わない。発音も母国語の発音から、数個の発音を追加するだけである。ゴールさえ見えたら努力もできるというものだ。


グロービッシュが自分の英語表現を大きく変えた

この本が自分の英語表現を大きく変えた。


シンプルな英語を使う


自分の求めるモノはまさにこれだし、幼稚な英語ではない。シンプルな英語なのだ。通じることに主眼をおいた英語である。いや作者の表現で言うならば、自分は英語を話すのではなくグロービッシュで会話するのだ。

英語よサラバ、グロービッシュで話そう!