目標設定とその目標が具体的に見えること

目標設定のルール

目標設定のルールの一つに「計測可能」(measurable)がある。最近、この「計測可能」という目標設定のルールを自分は間違えていたかもしれないと気づいた。


たとえば英語を勉強するときに「ぺらぺら話す」とか「字幕なしで洋画を見る」とかは、達成できたかどうかが分からないので、目標設定としてはダメ。

そこで自分は、「TOEICテストで900点取得」とか具体的な目標を掲げた。でもそれも間違いだったようだ。


数値目標は努力に設定し、結果に設定するのではない。


たとえば営業マンで「1年の売上5000万円」と設定しても正直、運もあるだろう。そうではなく「1日3人の顧客に訪問する」という具体的な行動目標を設定し、結果的に「1年の売上5000万円」に到達した方がよいのである。
なぜなら毎日目標達成の快感を味わうことができるからだ。


今、自分は「TOEICテスト満点(=990点)」を目標設定しているけど、そうではなく「週10時間勉強する」という目標を設定し、毎週末目標達成をお祝いしてしまった方がよいというわけだ。


終わりが見えること

辛いことは終わりが見えることが重要だ。たとえば「いじめ」や「貧困」も今日1日で終わると分かっていたら耐えられるかもしれない。でもどこまで続くか分からないから人は絶望してしまう。

フルマラソンもゴールがあるから辛さに耐えられる。ゴールが何キロ先にあるか分からなければ、ぜったいに42.195kmの手前でギブアップするだろう。


自己啓発やダイエットなども同様に、どこまで続くか分からないのはよくない。10kgダイエットするより、1kgダイエットするという設定の方がきっと上手く行く。2週間くらい頑張ればいいので。


これからは1年とか1ヶ月とかじゃなく、1週間とか1日とかで目標を設定して、目標達成をお祝いしたい。