「記録するだけでうまくいく」読了。これはよい習慣を作るための具体的な指南書だ。
この本はすごい!
この本はライフログのよいところだけではなく、それを分からせた上で、具体的なやり方までしっかり説明してくれる。
自分自身もライフログによって、
- 英語学習の習慣づくりからTOEIC900点取得
- ジョギングの完全習慣化
などができていて、なんとなく記録することのすばらしさをわかっていただけ、ここまで記録することがすばらしい理由と、具体的にどうやるかを説明してくれると、自分の記録方法まで改善できるし、さらに自分が記録していない食事などの新しい分野に取り組みたいという意欲がわいてくる。
これはいろんな人におすすめの一冊です。もちろんiPhoneとEvernoteは忘れないでね。
さて、内容はこんな感じ。
1. ライフログの6つのメリット
ライフログは6つのメリットがある。
- 体験を再生できる
- 記憶力がよくなる
- 仕事に役立つ
- 習慣をつくり、自分の成長につながる
- 体験を共有できる
- 整理できる
自分の日々の生活を記録することで、楽しかったことも苦しかったことも記録され、その記録をたよりに自分の体験を思い出すことができる。思い出すことによって記憶が強化される。
当然ながら仕事は過去の経験の上で成り立つものだから、仕事にも役立つ。
また記録は人間の深層心理をついて、ダイエット、運動、学習の継続、自分の時間をより豊かなことに使うなどのよい習慣形成に役立つ。
記録したものは自分だけではなく、旅行の写真を家族や友人に見せるように体験を共有できる。
2. ライフログの種類
ライフログには、
- 日々の出来事を記録する
- 変化する数値に注目する
- 出来事と変化数値の合わせ技
の3つのタイプがある。
日々の出来事はiPhoneの写真、ロケーション情報、メモなどに記録してEvernoteに1日ベースでまとめていくのがいい。
変化する数値に注目するというのは、具体的には体重の変化やジョギングの走行距離ですが、これはやはりそれぞれの専用のiPhoneアプリがいい。
3. お金を記録することがお金持ちへの道
貯金を増やすには、収入を増やすか、支出を減らすしかない。でも私たちはどうしても、収入がぐんと増えるという「夢」を見てしまいがち。でも実際にはそれが短期間で起こる可能性は低いので収入を減らすことが近道。
筆者はiPhoneアプリのCash Flowで毎日の支出を記録して、ときどき反省することでこれを改善することを勧めている。記録は買った瞬間にiPhoneに記録してしまい、「宵越しのレシートは持たない」ようにする。
4. ジョギングを習慣化するには蓄積型で
名言です。
続けるからたまるのではなく、たまるから続けられる
iPhoneアプリのRunkeeperやNIKE+GPSを使えば、ジョギングの距離、時間、場所などを簡単に記録できる。これを積算で記録することで、こんなにこれまで走ってきたのでここでやめるのはもったいないという心理にさせてしまい、習慣化させるのです。
超実用的な一冊
iPhoneを持っていればすぐに始められるライフログがいっぱいで、超実用的な一冊です。ぜひご一読されることをおススメします。