メールもファイルも情報も整理しない、グーグル時代の情報整理術

グーグル以前

1990年代後半から200年代前半までは、コンピュータ上のデータを整理するのは、ビジネスマンの大切なスキルでした。


書類を整理するように、ファイル、メール、ブックマークなどきれいにフォルダに分けて必要なモノを整理し、そして不要なモノを捨てることで大切な情報にアクセスする時間を削減することができました。


名著「7つの習慣」や「TQ-心の安らぎを得る究極のタイムマネジメント 」が書かれた時代は、人々が平均で年間120時間情報を探すことに時間を使い、情報を整理することがとても大切と言われていました。

グーグル以後

今、私は自分のパソコンの情報をまったく整理しません。またファイルを捨てたりもしません。メールは読んだものはアーカイブするだけです。


そうです。時代が変わったのです。


グーグル時代の情報整理術 (ハヤカワ新書juice)
ダグラス・C. メリル ジェイムズ・A. マーティン
早川書房
売り上げランキング: 285,355


情報は整理するのではなく検索する時代です。情報整理に時間を費やすのはムダです。きれいにフォルダに分けるより、以下に検索にヒットし、必要なときに必要な情報にたどりつけるかが大切になってきました。

データの種類 グーグル以前 グーグル以後
メール きれいにフォルダに分けて必要なものだけ保存 処理済みはアーカイブ
ファイル 必要なファイルだけきれいにフォルダに分けて保存 捨てずにひたすら蓄積、検索にヒットしやすいファイル名などに気をつける
ブックマーク フォルダに分けて整理、時々古いものを消す 基本的にブックマークはソーシャルブックマークのみ、新たに検索すればいい
メモ ファイルをきれいにフォルダに保存 Evernoteに突っ込んで検索
Webの記事 ブックマークとしてきれいに保存 Evernoteにクリップするかソーシャルブックマーク


仕事ではひたすら検索ですが、プライベートでは動画や画像があるため、まだまだその分野では多少の整理整頓が必要なようです。

古い情報整理の本や捨てよう

7つの習慣やタイムクエストは人間の原理原則にもとづいた本なので、今読んでも学ぶことがいっぱいあります。一方で情報整理関連の本は古いものはどんどん捨てた方がよいと感じています。


グーグル以前、グーグル以後、仕事のスタイルがまったく変わりました。われわれも新しい知識をどんどん吸収してバージョンアップしていきましょう!