「結果を出す人はノートに何を書いているのか」読了。アナログノートをEvernoteに置き換えても十分参考になる本
美崎 栄一郎氏の『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』読了。キンドル版が半額なのでおススメです。
アナログノートの活用を書いた本ですが、それだけではなく記録そのものに関する普遍的な考え方も書かれているので、デジタル時代でもとても参考になります。つまりEvernoteだったらどうなんだろうと考えながら読むととても興味深い。
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経験を引き出すための鍵としては、「実物」がもっとも効果が高い
学生時代のノートは覚えるためにありますが、ビジネスパーソンのノートは忘れるため、そして必要に応じて思い出すためにあります。ではどのように思い出すか、それは「実物」がもっとも効果が高い。
たとえば、電車にのったらそのチケットがあれば、そのときの様子を鮮明に思い出すことができる。写真や動画で日常を切り取っておけばEvernoteでそのときを思い出すのにこのメソッドは役立ちそう。
自己投資ですから本来、必ずリターン、すなわち成果を期待している
ビジネスパーソンの学習は、もちろん趣味もありますが、自己投資という観点でかんがえると成果を期待しないといけません。つまり、成果を期待せずに学習するのは時間の無駄です。自己投資をする際は、成果を明確にするとよい。
読書ノートは、「アクションプラン」
毒素ノートは感想を書くのではなく、その本から学んだことに対するアクションプランを書く。
学びは実行しないと身につきません。そのために、学んだことをキーワードに落とし、アクションプランにするのです
私は本を読んだら、必ず一つ、そこから何か自分が実行することを決めています
成功本を何冊も読んでも成功していない私は、「学びは実行しないと身につきません」は耳が痛い話です。本を読んだら、必ず一つ実行することを決めるというルールを取り入れたいと思います。
セミナー会場には、同じ興味や志を持った人が集まっている
セミナー会場には、同じ興味や志を持った人が集まっているわけです。つまり、あなたと同じ興味を持つ人材の宝庫、つまり釣り堀で釣りをするようなものなのです。
ビジネスには人脈が書かせませんが、なかなか社外に人脈が広がらない場合は、自分の興味があるセミナーに参加して、そこで知り合うというのがいいのかもしれません。
社会人のノートは忘れるためのノート、会った人の名前は例外
社会人のノートは忘れるためのノートと書きましたが、会った人の名前は例外です。ここでは、覚えるためにノートを使っています
たしかに。名前を覚えることはとても重要ですよね。
まとめ
自分はEvernoteにライフログを蓄積しています。日々の雑感、日常を切り取った写真、その日のツィート、その日の支出、銀行の口座管理、領収書、移動記録、食事、運動、読書記録などです。
iPhoneアプリでカンタンに記録して、それをEvernoteに蓄積し、ときどき見直すというスタイルです。
仕事の記録に関しては、
- 会社のOutlookのスケジュール管理
- Toodledoのタスク管理
- 電子文書をDropboxに保存して、プロジェクト終了時にEvernoteでアーカイブ
- 名刺はScanSnapで取込みOCRをかけてEvernoteに保存
- 参考情報はEvernoteでアーカイブ
- メモはモレスキンの手帳に記録
という感じです。
保存した情報を活用するという点ではまだまだ改善できるので、本書のメソッドを活用できそうです。
参考
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