心の整え方
感情の材料を理解する
何かを達成するとき、あるいは幸せに生きるためには心を整える必要があります。成功の9ステップの著者、ジェームス・スキナー氏は、感情を作り上げるには、感情の材料を理解する必要があると言います。材料がわかり、その使い方がわかれば料理が作れるように、材料から自分の望む感情を得ることができます。そして感情の材料とは、
- 身体の使い方
- 焦点
- 言葉の使い方
の3つです。
身体の使い方
正しい姿勢をとる。たとえば下を向いて肩を落とせばウツを感じることができるし、胸を張ってまっすぐ前を見る、上を見上げれば、やる気を感じる。身体と感情の関係を体験し、自分が望む感情を取り出すことができれば、人生がより良くなる気がします。
焦点
自分の焦点をどこに持っていくかが重要です。テレビのバラエティ番組やニュースに集中するのか、人生の指南書となる本や人の話に集中するのか。身近なところでは人のミスに焦点を合わせるのか、人の良いところに焦点を合わせるのか。
言葉の使い方
言葉は感情の窓です。マイナスの言葉を使えば、自分の心の中のマイナスを増幅することができますし、プラスの言葉を使えば自分の中のプラスの感情を増幅できます。マイナスの言葉を吐きながら、前向きに生きるのは不可能です。
書くことで心を整える
カリスマ体育教師の常勝教育の著者、原田隆史氏は、問題校を数年で陸上日本一に導き、それを継続させるとともに、陸上部を中心に学校そのものを立て直しました。同書によると、
- お手伝いの継続
- 目標設定シート
がポイントです。
結果が心の強さを生むのではなく、プロセスが心の強さを生む
自分は大会に勝ったんだという結果ではなく、自分は1日も休まずに皿洗いをした。自分はこれだけ努力を積み重ねたんだというプロセスが心の強さを生むそうです。同書を読む限り、心の強さがいかに結果に影響を与えるかよくわかります。
目標設定シート
徹底的に自分の気持ちを書き出させています。ジェームス・スキナー氏の感情の材料の具体的な実践例です。書くことで、自分の焦点を常にあわせ、プラスの言葉を使い、心を整えていくのです。
もしかしたら陸上競技という身体を使う部分で、身体の使い方は学ぶため、身体、言葉、焦点の感情のレシピとまったく同じなのかもしれません。
まとめ
2冊の本を読んで、感情のコントロールのやり方はわかった。自分の生活に取り入れ実践していきたい。