子どもが言葉を覚える様子から、英単語の学習を考える

現在2歳の子どもがだんだん言葉を話すようになってきた。1歳半くらいから言葉をはっするようになり、今は少しずつ話せるようになってきた。
今日はその様子を見ながら、言語能力を習得することについて考えてみたい。

子どもが言葉を覚えるとき、まず最初に1語を発する。『アンパンマン』『みかん』『バナナ』『パパ』『ママ』など、身近になるものの名詞を覚える。
次にその名詞につながる動詞や形容詞を覚えだす。『おいしい』『かたい』『(皮を)むいて』『かっこいい』などなど。

大人が単語を覚えるときも、まず名詞を覚えて、そしてそれに関連する言葉を覚えていくというのが、記憶の仕組みにかなっています。なぜなら、


記憶は覚えることより、取り出せることが重要だから


です。

たとえば、キャッシュカードの暗証番号を自分の生年月日にする例をとってみよう。

 4桁のキャッシュカードの暗証番号 = 自分の誕生日 = ○月×日

という関係にある。記憶は以下の2つです。

 自分の誕生日 = ○月×日、キャッシュカードの暗証番号 = 自分の誕生日

この2つはとても覚えやすい。これは、

 4桁のキャッシュカードの暗証番号 = ○月×日

という1つの記憶より、記憶を取り出しやすいことは説明するまでもないだろう。


つまり、子どもが名詞を覚えて、それに関連する言葉を覚えていくように、


英単語を覚えるときむすびつきを意識するとうまく記憶することができる。


どんな結びつきでもいいのです.すでに自分の頭の中に確固として存在する記憶と結びつけるとうまくいきます。

  • すでに覚えている英単語と結びつける
  • 映画のセリフと結びつける
  • 自分の経験(場所、時間、状況など)と結びつける


何度覚えても忘れてしまう単語があれば、ぜひこのテクニックを利用してみてください.