英語が通じないのは発音ではなくて「拍」です。

海外に行って、自分のしゃべっている英語が全然通じないということを経験したことはありませんか。

私もそうでした。でも最近はかなり通じるようになりました。そこで気がついたのは、


英語では発音より拍が大切


ということです。

このブログでもインドでマクドナルドに行ったと書きましたが、この「マクドナルド」は英語で通じない代表例です。


日本語では「マ・ク・ド・ナ・ル・ド」と音の区切りが6回、つまり6拍ですが、英語では「マッ(ク)」「ドナルド」の2拍なのです。


カタカナではうまく表現できないので別の例をあげると、オーストラリアの首都シドニーは、「シ・ド・ニー」で日本語では3拍ですが、英語では「シッ(ド)」「ニー」の2拍なのです。「シドニー」より「シッニー」のほうがむしろ通じます。


日本人はどうしてもすべての「子音」に「母音」をくっつけてしまいます。


シドニー」のスペルはSydneyで、dの後ろにoはないから「ド」(do)と言ってはいけないのです。そこで1拍できてしまい、まったく通じなくなってしまいます。

辞書をひけば、Syd-neyと拍の切れ目にハイフン(-)が入っているからよくわかります。


このクセをなおすのは私もとても苦労しましたが、一番いいのは歌を歌うことです。なぜなら、歌は拍を間違えると音符にのせられず、歌えないからです。


何冊も本を買いましたが、私の一番のおすすめはこれです。この本がいいのは収録曲数が多いのと、楽譜が書いてあることです。楽譜をみれば、単語の拍がどの音にのっているか理解することができます。



ぜひ、平井堅がカバーした「大きなノッポの古時計」を歌ってみてください。拍を間違えるとぜんぜん歌えませんよ。