カランメソッド(Callan Method)は英会話トレーニングには最高かもしれない。

TOEICを目標とした場合の欠点

TOEICを中心に英語学習していると、とてもいいのは、


自分の実力が点数ではっきり分かること


です。もちろんTOEICのテクニックを覚えることで多少は実力以上の点数をとることができますが、でもTOEICレベルのはっきりした発音のリスニングが半分も聞けなければ、テクニックだけでリスニングを450点以上とることは不可能です。


目標は達成しことが分かるように設定しないといけません。


だから、「字幕なしで映画が見れるようになる」という目標は達成したのかどうか分からないのでダメで、「英検1級」とか「TOEIC900点」の方が目標としてはいいのです。

でも最大の欠点は、


スピーキングとライティングが鍛えられないこと


です。確かにリーディングとリスニングができる人はできない人より英語が話せるかもしれませんが、漢字を読むより書く方がむずかしいように、TOEICである程度点数がとれるようになったら、スピーキングとライティングを鍛えないと、コミュニケーションとして使える英語力にならないと感じています。

カランメソッド(Callan Method)

Callan Methodは、http://www.callan.co.ukに概要が書かれていますが、会話のトレーニングにはとてもよいのではないかと感じています。理由はいくつかあります。

日本語に訳すクセがなくなる

たとえば、先生がエンピツを見せながら「Is this a pen? Is this a pen?」、生徒「No, it isn't a pen, but it's a pencil.」という感じでとにかく速いペースでどんどん質問と回答を繰り返します。

だから日本語に訳すことができないのです。

意味を理解する

質問と回答を繰り返すのにはおうむ返しではいけません。たとえば「Is there a table in this room? Is there a table in this room?」に対しては、「Yes, there's a table in that room.」と返答しなければなりません。

ですからスピードの中でもちゃんと頭で意味を理解するようになります。

短いセンテンスから長くなる

レッスンは短いセンテンスを徹底的にやり、それが完璧になったら長いセンテンスをやります。たとえば、


The man is standing in front of a wall.
He is our teacher.


のほうが、


The man is standing in front of a wall is our teacher.


より簡単だと思いませんか?短いセンテンスを完璧に使いこなして、長いセンテンスに移行していくというのはとても理にかなっていると思います。

少しずつ変えながら単純なセンテンスを繰り返す

言葉を話すには、単語とそれをどう組み合わせるかのセンテンスのパターン(文法)、そして正確な発音の3つが必要です。Callan Methodのいいところは単純なセンテンスを少しずつ対象を変えながら何度も繰り返すところです。

繰り返しの練習以外で英語は身に付かないので、これはとてもよいと思います。

私の場合

私の場合、QQ EnglishというSkype英会話学校でCallan Methodを選択しています。1回25分400円程度なので毎日トレーニングしても月12,000円程度と払えない金額ではありません。

実際にロンドンにあるCallan Methodの学校に入学するとかなり授業費が高いようですが、こういったSkypeでローコストカントリーの先生にトレーナーになってもらうのが経済的でいいかもしれません。