英語を学ぶのは40歳からがいい(菊間ひろみ著)
英語を学ぶのは40歳からがいい 3つの習慣で力がつく驚異の勉強法 (幻冬舎新書)
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ビジネスマン向けの英語研修コーディネータの意見
著者の菊間ひろみ氏はご自身は社会人になって留学経験があるようなので、一般的なビジネスマンが英語習得するためのモニタリングの対象にはならないかなと思いますが、さすがに多くの方の英語力を伸ばしてきた実績のある方のようで、その理論はとても説得力があり、納得させられます。
英語はすぐには上手くならない
英語は暗記科目というよりは、スポーツやお稽古事に近いものがあります。 たとえば、ゴルフを10日間でマスターするなんて、できると思いますか? ピアノを10日間で弾けるようになるでしょうか? (中略) それと同じように、英語も毎日の積み重ねが重要です。(P32)
納得です。そもそも『10日でマスター』などとうたった英語攻略本は手を出さない方がいいですね。地道な学習のみが英語力を向上させると私も思います。
英語が飛躍的に伸びる「3つの習慣」
著者は、英語をのばすための学習方法として3つのことを提唱しています。
- 音読
- 多読
- 必要最低限の英語表現
この3つです。本書ではこの3つについて詳しくやり方を説明してくれています。
ポイントだけご紹介すると、
音読
- 音読は声を出して1日20分
- 音読は意味を理解できる状態で、ただし日本語で意味を理解しない
- 教材は興味の持てる内容で、選べなければNHKのテキストが安心
多読
- ペンギンリーダーなど使用されている語彙が制限されている本で興味があるもの
- 辞書を使わず、英訳せずに頭から読む
必要最低限の英語表現
- 文法は大切で、中学レベルの教科書で学習
という感じです。
たしかに私も日本で独学でTOEIC 900点まで英語力を高めましたが、著者のやっている方法とまったく同じでした。
すでに英語の学習方法が確立していて、そして学習の習慣がある人は読む必要はないかもしれませんが、まだ学習方法が確立していない人はぜひご一読されることをお勧めします。