DropboxとEvernoteの使い分けが分かってきた
DropboxとEvernote
試行錯誤して1年。やっとDropboxとEvernoteの使い分けが自分なりにまとまってきた気がする。
両方ともクラウドサービスの代表で、以下のような共通点がある。
- クライアント側が素晴らしく絶妙にクラウドサービスを使うことができる。
- しっかりクラウドしていてクライアントだけでは実現できない素晴らしい昨日を実現している。
- クラウドのモノを記録するという点では2つとも同じ。
しかしどちらか片方の利用でいいかというと微妙に違う。それがなぜか上手く言えなかったが、いろいろ使ってみて自分なりに分かったのでまとめてみたい。まずは2つのサービスの概要紹介。
まずはDropbox。PCやMacであるフォルダの下にファイルを保存すると勝手にクラウド側に履歴付きで保存してくれる。
この履歴付きがポイントで、ファイルをあやまって消してしまったり、上書きしてしまっても必要なファイルをクラウドから取り出すことができるのだ。
また一度保存したファイルは、iPhone、iPadなどのアプリから取り出してみることができるし、Webからも取り出すことができるので、世界中どこでもみたいときにファイルを見ることができる。
一方、Evernoteは、基本残しておきたいメモを無限に、かつ永遠に残しておけるサービス。
専用クライアントがあり、気になったブログの記事をクリップして保存したり、自分のメモやメール、画像やPDFファイルなど、どんどんクリップして保存しておくことができる。
検索機能が強力で、自分専用のグーグルを作れるような感じだ。
DropboxとEvernoteの使い分け
たとえば写真などの画像やPDFファイルなどはDropboxにもEvernoteにも保存することができます。この場合、どちらのサービスに保存したらよいか迷ってしまう。
私なりの結論は、
Evernoteは積み重ねが得意で、Dropboxは今の瞬間のスナップショットが得意
ということ。つまりEvernoteはライフログ的に積み重ねて、後から人生を振り返るものを残し、Dropboxはそれ以外のすべてのファイルを残すということです。
具体的にはこんな感じです。
電子メディア | 保存先 | 備考 |
---|---|---|
保存したいメモ | Evernote | まあこれは説明不要ですね |
給料明細、銀行明細、カード請求明細 | Evernote | これは継続モノなので |
スキャンした名刺 | Evernote | 捨てずに過去を積み重ねる |
気になったWeb記事 | Evernote | 過去を振り返ると自分の興味の遷移が楽しい |
MS Officeのファイル | Dropbox | 最終版だけEvernote保存すればいい、時々整理 |
家電製品のマニュアル | Dropbox | 私はメーカーからPDF版のマニュアルを入手したら紙は捨ててます |
スキャンした本のPDFファイル | Dropbox | 本棚をそのまま電子化、時々整理 |
音楽や動画ファイル | Dropbox | 最終版だけ保存すればいい、時々整理 |
メールもEvernoteに保存する人がいますが、私はGmailで無期限に溜め込んでいる。Gmailも検索が優れているし、容量も膨大なので。
あと写真をどうするかという部分は残る。メモ的なスナップや、ブログにアップするような日々のスナップ写真はEvernoteがいいと思うけど、家族旅行の写真は私は別のクラウドサービスを利用している。写真はFlickrやPicasa Webなどのほうがアップロードしやすいし、家族や友人の間で共有したり、写真を編集したりするのも便利だし。
自分はMac/iPhone/iPadユーザで、かつ会社のWindowsPCでは音楽や動画ファイルは不要なので、これらのファイルは将来iCloudに移行するかもしれません。