美崎栄一郎氏の「iPadバカ」読了

iPadバカって?

著者の美崎氏は、800種類以上、金額にして10万円以上のiPadアプリをダウンロードし、まさに使い倒して、その厳選した結果を本書で情報を共有してくれています。


私自身iPadを1年間使い倒してきたと思いますが、それでも参考になるところがたくさんありました。さすがに体系的にまとめるのが上手な方ですね。

iPadはなんだろ?

著者はiPadは何でも便利な道具を取り出せる「ドラえもんの四次元ポケット」であり、自分の欲しい情報にすぐに連れて行ってくれる「孫悟空のきんとうん」と表現しています。たしかにこの表現は的を得ている。

iPadは情報収集からエンタメまで、ほとんどのエンタメがiPadというツールを通じて触れることができるわけですし、数年前に考えられなかった世界が当たり前になっているのが恐いですね。

iPadバカの7つ道具

筆者は、「Gmail」「Dropbox」「GoodReader」「Twitter」「Evernote」「地図」「AppBank」を7つ道具に上げています。

  • メールはGmailに集める
  • 本や書類はPDFや画像ファイルにしてDropboxに格納し、GoodReaderで取り出して見る
  • 情報はEvernoteにスクラップする

などなど、定番ツールを使った著者のiPadライフが公開されており参考になります。

その他の活用テクニック

そのほか使えるアプリや著者の細かいテクニックがいろいろ公開されていますが、

  • メールからGoogleカレンダーGoogle Tasksに予定やタスクを入れて、Googleカレンダーを自分の予定の母艦にしてiPhone/iPadに同期。
  • 各種書類や手書きのメモは、毎月スキャンしてJPEGファイルにし日付別のフォルダに保管。つまり日付をインデックスに情報にたどり着けるようにしつつ、不要な紙は捨てる。
  • 本はスキャンサービスを使用して大量に取り込んで廃棄。そしてiPadのPDFや電子書籍参照リーダー「i文庫HD」「GoodReader」「iBooks」「iAnnotate PDF」を状況に応じて使い分ける


iPad初心者もiPadを使い倒している人も、いろいろと得られるモノがあると思われる一冊でした。