本棚に最後まで残った英語攻略本

最後まで残った英語攻略本

昨日のエントリの通り、本棚の本をブックオフに売るか、はたまたスキャン代行サービスでPDFにするかで大量に整理していた。

英語攻略本に関しては、過去15年間で山のように購入したけど、最後の最後までぼくの本棚に残った3冊を紹介する。


ぼくはTOEIC900点をとってしまったので、もうこの分野の本は正直読む必要がないと感じられるようになったので、そこに至までに本当に役に立った3冊を厳選して紹介したい。

英語攻略本を選ぶポイント

本屋に行けば、たぶん数百冊の英語攻略本が本棚に並んでいるし、それにこの分野はどんどん新しい本が出版される。ダイエットと英会話は永遠のテーマなのである。

じゃあ、どんな本を選んだらいいかというと、この3点を気をつけるといいと思う。

  • 著者が実際に実践者であること。えらい大学の先生ではなく、ゼロから自分自身が英語を身につけた本がいい。
  • 著者が自分と似た状況であること。つまり翻訳の学校に通った人や留学した人の攻略本はビジネスマンには役に立たない。
  • 勉強方法、使用した教材、使った時間や期間、勉強時の周りの状況などが具体的であること。


ぼくは時間があまりないビジネスマンで海外留学経験もないから、著者が(英語を勉強したとき)海外経験がなく、ビジネスマンという著者の本を買って、モデリングというテクニックで、その人と同じように勉強してTOEIC900点を取ったのである。

まずは広告代理店勤務の宮下裕介氏の本

海外経験ゼロ。それでもTOEIC900点―新TOEICテスト対応
宮下 裕介
扶桑社
売り上げランキング: 76525


この本は本当に参考になった。

  • どのような教材でどのように勉強したのか。
  • どれくらいの時間勉強して、どんな感じで英語力が向上したのか。
  • どうやって勉強へのモチベーションを保って学習を継続したのか。


がとても詳しく書いてあります。特に52ページからの時系列の勉強方法、勉強量、TOEIC得点の推移は必見です。どんなにこれに励まされたことか分かりません。


ビジネスマンで留学を目指して勉強した杉村太郎


2冊目はこれ。この本のよいところは勉強方法がとっても具体的なのです。単なる「音読」とか「ディクテーション」とか「単語の暗記」とかじゃなく、どうやってどれくらいの単語を覚えたのかなど、筆者がやったことがとても具体的で参考になった。


ただ筆者がとてもパワフルなので、私はとてもこのペースではできなかったけど、本気で勉強する人や、海外赴任や留学などで短期間で勉強しなければならない人は、筆者のように超パワフルに勉強するのもいいのではないでしょうか。


サラリーマンだった藤沢晃治氏の理論的な本



「分かりやすい文章」の技術 とか「分かりやすい表現」の技術 などの著書で有名な同氏がサラリーマン時代にどのように英語を身につけたかをまとめた本。


この本は「「英語オンチ」は絶対なおる!―英語脳を鍛える20の魔法 (Wish books)
」という本の再出版本で、ぼくが読んだのはこっち。


藤沢氏はさすがに説明が分かりやすく、とても納得させらる。同書にもあるように成功までの地図と出発点がわかれば、ゴールにたどり着けると本気で思わせてくれるのがいいところだ。

最後に注意すること

先人の知恵をムダにしないため、英語を勉強する前に英語攻略本を読むことはとても参考になし、時間短縮にもなる。

でも重要なことは、


実際に英語を勉強すること(練習すること)


だ。ピアノの本を読んでもピアノは弾けないし、水泳の本を読んでも泳げるようにならない。英語を口に出さない限り、ぜったいに上手くなることはない。

英語はスポーツや楽器と同じで、とにかく繰り返し、繰り返し、根気よくやっていくしかないのは事実である。