モノを整理するための4つの原則

ホテルで一ヶ月滞在

シンガポールへの1ヶ月の出張で、ホテルに滞在中。広さは30平米くらいかな。当たり前だけどホテルは極端にモノが少ない。

どれくらいかというと、普通の人が家で持っているモノはだいたい1万〜2万個のモノを持っているのに対して、ホテルの部屋にあるものは、150〜300個とのこと。

スーツケースいっぱいの洋服や本などを持ち込んだとしても、増えたモノは200〜500個なので、あわせても最大で800個程度ということになる。


もちろん、修理をする工具とか、予備の布団やシーツとか、掃除/選択/料理などのモノがいっさいないので単純には比較できないけど、

持ち物を10分の1に減らしても快適に生きられる。


モノが整理できないのは性格じゃない

ボクは結構モノの整理はうまいほうだと思うけど、実は最初からうまかったわけじゃなく、いろいろな本で人のノウハウを学んで今に至った感じ。だから、


モノを整理できないのは、性格じゃなくてテクニックを知らないだけ


だと思う。では自分の学んだテクニックを共有したい。


モノを整理する4つの原則

ボクが心がけているモノを整理するための4つの原則は以下の通り。


  1. すべてのモノの置き場所を決める。
  2. 置き場所はよく使うモノのほど、取り出しやすいところにする。
  3. 置き場所を決める前にモノを買わない。
  4. モノを定期的に捨てる。


すべてのモノには場所を決める。

すべてのモノの置き場所を決める。そして使ったらその場所に戻すようにする。たとえば、家のカギや時計はここ、印鑑はここ、こどものおもちゃはここと場所を決めなと、部屋を片付けることすらできない。

ただしその置き場所が「床の上」だったりすると、部屋は片付かない。だって床においていいのは家具だけなので。


置き場所はよく使うものほど、取り出しやすいところにする。

たとえば、毎日使う家のカギを押入のクリアケースに入れてたらどうですか?

出かけるたびに押入を開けて、クリアケースを取り出し、カギを取り出して、クリアケースをしまい、押入を閉めなければなりません。


これは極端な例だけど、以外と自分もこの過ちはおかしてしまう。たとえば、

  1. リビングルームのラックの上
  2. リビングルームのテレビラックの引き出し
  3. リビングルームの収納の中のクリアケースの中
  4. ベッドルームのクローゼットの中
  5. ベッドルームのクローゼットの上の棚の中の箱


をくらべたときモノを取り出すための動作がまったく違う。

リビングルームのラックの上にTVのリモコンがあれば、手を伸ばすだけでいいし、ベッドルームのクローゼットの上の棚の中の箱であれば、ベッドルームに行き、クローゼットを開けて、棚の上から箱をとり床に置き、箱を開けなければいけない。

だから、


簡単に取り出せるところに、あまり使わないモノを置かない


ようにしないといけない。

  • 二度と見ることもない友達からの年賀状の束が、リビングルームのテレビラックの引き出しにあるのはおかしい
  • 交換用に買っておいた電球がリビングルームの収納にあるのはおかしい


という感じで、気をつけないと意外とボクもやってしまう。


置き場所を決める前にモノを買わない。

日本の住宅は広くないから結果的に、


このルールを適用するとモノを慎重に買うようになる。


あと買い替えをしたら古いモノを捨てるようになる。だって置き場がないから。


これもボクも意外にできていない。本や雑誌は最近はスキャンして必要なモノはPDFにしてiPadに取り込んで、いらないものはブックオフに売り払っていて、あと服は必要なモノをリストにして、買ったら捨てるようにしているけど、パソコンとかiPhoneなどのガジェットは、自分も愛着があり、新しいモノを買ってもなかなか古いモノが捨てられない。


だから置き場所を増やさないようにして、捨てないと新しいモノが買えないようにするのが大事。


モノを定期的に捨てる。

これまでの3つの原則を守っても、モノはどんどん増えていくので半年に一度とか定期的にすべてのモノを見直すとよい。
転勤族は案外いいかもしれないのは引っ越しのたびにモノを見直すことができるので。


モノを捨てるときは部屋中一気にやらない


のがポイント。今日はベッドルームのクローゼットの上の棚だけ不要なモノを捨てる、今日はこの引き出し1個だけ不要なモノを捨てる、今日は本棚のこの段だけき不要なモノをブックオフに売るとか、細切れにしないと大変なので。


これを続けていくと、結果的にモノが少ないシンプルで豊かな生活が手に入ると思う。