英語ハックス読了。社会人のための英語最短ルートが分かった。

楽しく、ラクに、シンプルに! 英語ハックス
佐々木 正悟 堀 E. 正岳
日本実業出版社
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自分に必要な英語力は?

薄々わかって気がするけど、この本が体系的に具体的に説明してくれるから、あらためて英語に対する自分の姿勢を確認することができた。

冒頭で「自分に必要な英語力」を筆者は問いかけています。つまり我々はネイティブスピーカーにはなれないし、なる必要もない。そもそも通訳になろうとしているわけじゃないし、仕事で使える必要充分な英語を身につければいいと改めて確認することができた。


筆者は「自分に必要な英語力」は、万人に共通の「基礎英語力」と個別の目的別の「応用力」と言います。

TOEIC Firstという考え方でも書きましたが、TOEICが目的ならばTOEICだけの勉強をすればよいということです。


このブログで書いている通り、私の場合、今必要なのは英語でITとプロジェクト管理のことについてだけ、会話したり資料を読み書きできればよく、英語で会計のことも経済のことも分かる必要はまったくない。だから、今の自分がウォールストリートジャーナルで単語を覚えるのはまったく無意味というわけだ。


どこまで勉強する?

この本には面白い話が紹介されている。”どんな言語でも3ヶ月以内に学ぶ方法”という方法論を提唱するティモシー・フェリス氏はこう述べている。(17ページ)

新しい外国語を85%まで理解して、流暢に会話できるようになるのには、6ヶ月程度ですむ。しかし、95%となると、10〜15年はかかる


うーん、正論!私たち日本人は英語にこれ以上人生を費やすのはムダだと思う。ムダな努力はやめよう。

自分もITとプロジェクト管理以外は、ばっさり切り捨てたいと思う。


勉強の仕方とTOEIC / TOEFL受験テクニック

本書にはそのほか具体的な英語の勉強の仕方や教材、そして英語の学習を続けるためのテクニックが書いてある。私も結構発見が多かった。特に2章の脳と言語の関係の話は、ぜひ一読されることをお勧めしたい。


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