習慣を変えるときにおかしやすい10の間違い

犯しやすい間違いを知ろう

スタンフォード大学のスライドに「Top 10 Mistakes in Behavior Change」(習慣を変えるときにおかす間違えトップ10)というコンテンツがあり、とっても共感できるのでブログでご紹介。

#1 Relying on willpower for long-term change.

『長期にわたって行動を変えるとき意志の力に頼る』


う〜ん、納得です。意志なんて所詮長続きはしません。以前のエントリーで書いた通り、習慣を作るにはその環境を作るほうが、はるかに楽です。

#2 Attempting big leaps instead of baby steps.

『ハイハイをせずに大きなジャンプを狙う』


そもそも今までできなかったことをやろうとしているわけなので。

#3 Ignoring how environment shapes behaviors.

『環境が習慣を形作るということを無視する』


テレビが家になければ見ないし、以外と環境が行動を作っています。

#4 Trying to stop old behaviors instead of creating new ones.

『新しい習慣を作る前に古い習慣をやめようとする』


これはジェームス・スキナー氏の言葉ですが、『自然界は真空状態を嫌う』といいます。

真空には水や空気が流れ込むように、空いた時間も必ず何かが流れ込んでしまいます。学生が超ヒマだと悪いことをするかもしれないし、テレビを見ることをやめても、ヒマならまたつけてしまいます。

#5 Blaming failures on lack of motivation.

『失敗をモチベーションがないことのせいにする』


これはさんざん自分もやっています。耳が痛いです。

#6 Underestimating the power of triggers.

『”きっかけ”という力を見くびっている』


きっかけは習慣を変えるのにとても大切なようです。大好きな人に『デブ』と言われて振られたら、そのきっかけをプラスに利用して上手くダイエットできるかもしれません。

また仕事がつまらないというのも向上のためのよいきっかけだと思います。と、自分に言い聞かせるときもあります。

#7 Believing that information leads to action.

『情報が行動へ導いてくれると信じている』


う〜ん、これも耳が痛い。水泳の本を読んでも泳がなければぜったいに上手くならないし、TOEIC攻略本を読んでも実際に英語の勉強をしない限り点数はぜったいに上がりません。。。

#8 Focusing on abstract goals more than concrete behaviors.

『ゴールにつくための習慣ではなく、最終到着地点だけを気にしている』


たとえば英語を身につけるには、勉強の習慣を作らなければなりません。マラソンを完走するためにはジョギングの習慣を作らなければなりません。でもついTOEICで900点を取るとか、フルマラソンを完走するとかゴールに目をやってしまいます。

これも私は耳が痛い。

#9 Seeking to change a behavior forever, not for a short time.

『短期間ではなく、永遠に習慣を変えようとしている』


ダイエットのため1週間だけ油物を食べるのをやめようという感じで短期の方が、永遠に揚げ物は食べないと誓うより遥かに楽だし成功しやすいものです。でもこれがなかなかできない。。

#10 Assuming that behavior change is difficult.

『習慣を変えるのは難しいと思っている』


夢をかなえるゾウにもありましたが、私たちは失敗を積み重ねていつの間にか自分は変われないと心に刻み込んでしまいます。私も『続ける技術』(石田淳 著)を読むまでは正直そうでした。

どれも耳が痛いが

どれも耳が痛いのですが、失敗のパターンを知っているのが成功への近道かもしれません。

自分も行動を変えようとして上手くできなかったとき、このリストをもう一度見てみたいと思います。