私が考えるよい英単語帳
英単語帳の種類
書店に行くと山のような英語のテキストがありますが、その中で単語帳について考えてみます。単語帳を選ぶときのポイントは以下の3つです。
- 自分の分野の単語であるか
- どのように単語テキストを使うか
- 単語の密度
自分の分野の単語
まず英語学習の初心者であれば、以前「初心者がまず覚えるべき単語」で書いた通り、初級の英単語を丸暗記するとそのあとの学習が効率的になります。
ではそのあとに選ぶべき単語テキストはどうしたらよいでしょうか?それは自分の分野にあったモノを選ぶとよいと思います。
英字新聞が読みたいなら英字新聞用、TOEICで高得点がとりたいならばTOEIC用、英会話であれば生活単語を選ぶべきです。
たとえばTOEICにsand box(砂場)、giraffe(きりん)、salmon(サケ)などは出ません。TOEICの公式問題集を見てもらえれば分かりますが、子どもの単語、動物の名前、食べ物の名前はいっさいないはずです。一方でbudget(予算)、shipment(出荷)などビジネスでふつうに使う単語は必須です。
つまりTOEICの点を上げたいのであれば、動物や植物や食べ物の名前などは覚える必要がないのです。逆にTOEICの英単語テキストを勉強しても、一般生活の会話には少し遠回りになってしまいます。
自分の学びたい分野の単語テキストを使用しましょう
どのように英単語帳を使うか
英単語帳の使い方は2つあります。
- ほぼ覚えている単語を確認する。
- 単語を増やしていく。
前者の場合、単語がリストになった英単語テキストがよいです。後者の場合は、ダイアローグなどCD付きで文書の中で単語が使われているようなテキストがおすすめです。
単語の密度
単語テキストを選ぶ場合、
知らない単語の密度はとても重要です。
たとえば、知らない人ばかり10人のパーティに招かれたとき、あなたは緊張しませんか?そして10人の名前を覚えるのはとても大変だと思います。
ではそのパーティが知っている人が7人で知らない人が3人だったらどうでしょうか?知っている人が、知らない人の友人だったりすると、その知らない人とも打ち解け、話も弾み名前もきっと覚えられるでしょう。
1ページや1つの文書に知らない単語が多いのは、単語学習上むしろ効率が下がります。
7割くらい知っている単語が登場する英単語帳の方が勉強していて気分もいいですし、その方が結果としてよく覚えられるものです。
私が使った英語テキスト
「ボクがTOEIC900点を取れたのは、この人をマネしただけ」で書いた通り、私は人まねをしてTOEIC900点を取得しました。ですから使ったテキストもまねして、この2冊です。
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そして、この2冊がだいたい覚えてきたあとで、DUOをやりました。これは確認用と、忘れている単語をときどき効率よく思い出したいからです。
順番を逆にして、DUOをやってから、ダイアローグ1200 / 1800をやるとうまくいかないかもしれません。
あとダイアローグ1200を何度も繰り返す中で、ときどき「The Longman Defining Vocabulary」のリストを見ながら、すべて覚えられているかどうか確認しました。
以上が私の勉強方法と、英単語テキストに対する考え方です。